クマ公のハイウエイ=見通し良くなって
山岳地帯から流れ下っている川筋で、この冬、鬱蒼と茂っていた藪や林が、キレイに伐採されていた。
昨年はクマ公とイノシシ・猿等の被害が、とんでもなく多かった。喜多方では駅前の住宅地で人的被害が発生。
大学の先生は、「市街地にクマが来るのは、山から町場に、いい案配の川筋があるからだ。それを伝って往来している。」と講演で言っていた。
確かに、幾筋もの川が市街地の中を流れて、それも藪が生い茂っていたり、径30cmほどの木々が林になって見通しが悪くなっていた。クマ公達はそれらで姿を隠しながら、市街に来て食料を得ていたのだろう。
そのクマ公達のハイウエイが、さっぱりと伐採され、見通しが良くなっていた。
<クマ公注意の看板と伐採された木々>
これで今後被害が出ないことになればいいが。
去年の人的被害の時、知人の狩人は、「熊の後ろから追いかけたって、追いつくもんでネェよ。」と言って、「この川筋のような、藪や林のマチバで、通るのを待ち構えればいいのに。」と話してくれたが、クマ公にとっては幸か不幸か、どっちだろう。
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