イノシシの被害 でっけぇ~ぜ
久しぶりに青空になったので、午後、畑の様子見とシマウリの苗を植えようと出かけた。
最初の畑でウリ苗を植え、周囲の枯草処理や草刈りをして、次の畑:ジャガ芋畑に向かった。
到着して自分の目を疑った。モウロクしたか、老眼になったか、と。
つい6日前にはジャガ芋が大きな畝で4列、青々とした葉が茂って、花も咲いていたのに、ナント、真っ平らな畑になって土だけ広がっていた。
1分ほど信じられずに眺めていたが、徐々に「これはイノシシのヤローの仕業だな」と、納得していった。足跡を見ようと畑を歩いて見たが、それらしき跡が無い。ここ3,4日、スコールのような土砂降りの雨が降ったが、その前は天気が良かったから、跡が残らなかったのだろう。隣の畑所有の村人に聞いたら、6日前くらいにもう全部無くなっていたから、「収穫していったのかな?」と思っていたと。
これまであちこち周辺の被害を聞いていたから、やられる覚悟はしていたけど、現実に目の前にそれを見ると、全くすさまじいもんだ。収穫すれば100kg以上あっただろう、その芋をあっという間に掘り尽くし、食べ尽くし、小さな芋すら残していない。
4種類の芋、(赤芋=インカの目覚め、黒芋=徐々に増やしてきたもの、北明かり、さやクイーン=(北海道のW農場が商標登録したジャガ芋=薩摩芋のように大きくなり、料理で崩れなく、美味しい芋、W農場から送られた芋で、収穫を楽しみにしていました))が幻となってしまった。・・・ が、
実は家の前の畑でも作っていたので、自家分くらいは確保できると思う、(ケモノに襲われなかったらだけど)まぁ、仕方がない。ただ、同じ畑に植えている薩摩芋とジャンボ落花生、これからそっちが心配。
被害状況の絵を見て欲しい。キレイさっぱり食べ尽くした、という言葉通りにわかると思う。
さっき同級生のAR井君と話したが、彼は自分で電気柵をしているので、被害ナシだと。
でも、電柵などの経費をかけてまで、と、毎年の熱中症と、筋肉痛・腰痛など体を痛めながら作物を作らなくても、売るんじゃ無いから、全部自家消費なんだから、もう止めようかな、と思い始めている。
あの、一ノ木のばっちゃが言ってたように「苦労してケモノらのエサ、作ってらんにぇ」だよな。
こうしてふるさとの野山は荒れてゆくんだろうな。
ただ、言っておくべきことは、「積雪が多い会津では、今までイノシシは生息していなかった」ということ。それがこんなに増えて、害をなすようになったのは、「原発事故」のせいだ。原発事故以降あの「浜通り」の地で、イノシシがむやみに増えて、テリトリーが「中通り」に移り、「会津」にまで来たのだ。これは間違いの無いことだ。
原発事故の影響は、放射能だけでは無い、こういう所にも及んでいて、生活自体・生き方自体などを変化させていると、関係者等にも知って欲しい。
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