日中線(廃線)周辺の今
喜多方駅から熱塩駅までを、通勤者・学生などの足として活躍していた(旧)日中線を訪ねた。
懐かしい駅舎のたたずまいや、国鉄時代の各種器具、鉄道の部品や衣服など、資料や写真・音声まで展示・提供されていて、懐かしかった。
東京から山形県米沢市まで開通する計画だったのが、熱塩までで終わった線路。
米沢へは、喜多方から今は立派な国道が、長短のトンネルを山肌にうがって開通している。途中には、喜多方市の水瓶「日中ダム」があり、珍しいロックダムの高い堰堤の偉容を見ることができる。
懐かしい「駅の改札口」。ふるさと「荻野駅」の改札口を思い出した。いろいろ見ていると似ているところが多かった。
熱塩駅は、今、展示資料館になっている。見ていると、懐かしくてあれこれが思い出され、時間があっという間に過ぎてゆく。
車内の様子。昔、こんな列車に乗って、トンネルが近づいたら、石炭の煙が入ってくるのを防ごうと、一斉にあっちこっちで窓をバタンバタンと閉めていたっけ。
車内に自由に入ることができ、黒いスイッチを見つけて入れてみたら、車内の電灯がついて、音声が流れた。SL(蒸気機関車=C11)の、走っている音が流れて、すごく雰囲気が醸し出された。
展示している「ラッセル車」
小中高の通学時代、線路を道路代わりに歩いていて、後ろから「ラッセルが来た!」と、慌てて雪の壁をよじ登って逃げたこと、ラッセルで飛ばす雪の吹雪を、何度も体中に浴びたことを思い出した。危なかったよ。
コロナが落ち着いたら、みんなで見に行こうぜ。
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