駅桜は満開だけど・・・
見る人はおらず。爛漫の花に寂しさを覚えたと言えば、大げさだろうか。
この桜は赤色が強めで、花びらも大きく、豪華でとても綺麗。同級生達と、この花の下で集い楽しくやりたいものだが、今年はムリ。
列車は走っているけれど、乗客はいるか?いないか? 春の行楽時期、かつて無い光景。
3月の只見における同級会が中止になったことは、残念なれど、高齢の我らにとっては大事をとって結果ヨシとしましょう。ただいまの現状を見るに、中止の選択は正解。
こういうときこそ「晴耕雨読」。今日の快晴に誘われて、山菜のコゴミや葉わさび、エラッコ、等のはしりをほんの少々採ってきました。そして、明日から雨の1週間の予報に従って大冊を準備。
「之(これ)を天に訴ふるや茫々(ぼうぼう)として答へず、之を人に告(つ)ぐるや人吾を聴(き)かず、是(ここ)に於(お)いてか筆は舌に代(か)はり墨は涙に代はり文字は語言に代はる。・・・・」と、谷干城が引(序)に寄せた、「佳人之奇遇」(東海散士)を探して数十年。このほどやっと入手できたので、読もうと思う。
東海散士は柴四朗のこと、会津藩出身の陸軍大将柴五郎の実兄だ。
明治18年刊行のこの本、我が親戚に多少の関わりがある、と、亡き父から聞いたときから、現物を探すことを失念したことが無い。調べたら国会図書館にあることがわかったが、いかにも足遠い。しかし最近岩波の全集で収録したものがあることを知り、高額だったがすぐ購入。
戊辰戦争の火薬の匂いきつく、硝煙まだ消えぬ時代の姿を思いやりながら、暫時この本に老眼を貼り付けたい。
諸君のご自愛とご健康を祈念しながら。
みんな、コロナ、生き延びようぜ。
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