獣たちが隣人だよ
連絡を受けて獣に会ってきた。
raccoon dog = タヌ公だね。というとsigeru君などはすぐ、「〇〇〇汁!!」と、舌なめずりするかもね。ウン、旨そうだったよ。でもね、「夏の獣は喰うな」という厳重なる教えが体に染みついているから、涙をのんできたよ。
いや~、それにしても、春からクマ公が三頭捕獲され、自分も5月29日、畑への出会い頭に子熊一頭と近接遭遇、山や畑に行けば、その都度、熊・イノシシ(原発事故前にはいなかったのだ)・カモシカ・ハクビシン・狸などの足跡や気配、脅しているのか獣=熊のうなり声、食事跡、熊公の貯め糞、などを見て聴いて、そこら中、ヒトサマよりも獣たちが大手を振って歩いているのを感じている。(ハクビシンなんか1mの距離で見ていても、全くヒト様を無視して悠々と歩くんだぜ!。タヌ公よりもでかかったぜ。)
一昨日も、山道を100mほど草刈りしたら、獣道が5mおきぐらいに左右に現れて、なんじゃ、こりゃ、獣の世界だわ、と日頃思っていたことを、いまさらながら確信した。
しょうがねぇよなぁ、集落20軒あったのが、今じゃ人が住んでいるのは11軒。そのうち高齢者の一人暮らしは4軒、高齢者二人だけは1軒。
道の草刈りしていた知り合いと話したら、昔は道草刈りや水路の掃除などは、人足で間に合ったけど、今はとても朝6時からお昼までやっても終わらない。だからこうやってボランティアで時間あるときやっている、と。60代の若い!二人で。
米作りも全20軒やっていたのが今は誰もやっていない。まあ、限界集落どころか、消滅集落だわな。と自嘲気味に話してくれた。
戦後日本の人口問題が多産多死から少産少死への変遷、東京一極集中や経済格差などを原因として、今日見られる地方衰退原因だろうが、地方に住んでいるものにとっては、残念無念、諦められない。かといって、この国の人口問題を、戦後日本の少子化政策のせい(進駐軍の意向もあったという)で「人災でこうなった」から、元に、と言ってもなぁ。
仕方がないから、同級生達よ、しょっちゅう田舎に帰ってきて、獣たちを少しでも減らして行ってくれよ。
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