マコモ田でクマ公相撲?
マコモと栗が気になるので行ってきたよ。したら、マコモ田の中が、縦横無尽に踏み倒されて、道が付いている。
去年までは、カモシカが周囲のマコモを遠慮しがち?に、「少し囓らせてね」と、不十分な囓り跡だけで、田の中に入った形跡がなかったけれど、今年はなんだ??!!これ??
したら、周りを移動していた同伴者が、「大変!早くここに来て!」と呼ぶ大声が。
行ってみると、ナント、田の脇にクマ公の落とし物。
マコモの倒れようを見れば、これはクマ公がやったことだと合点がいった。
しかし、マコモはまだ成熟しておらず、食べられるものがなかったと思うから、ただ、田んぼの中で遊んだだけかもしれない。金太郎と相撲でも取ったか?
イヤイヤイヤ~、とうとうマコモも、クマ公のエサになっちまうのかぁ~。と、脱力しながら、それでも採れるマコモがないかと、探してちょっとだけ膨らんだもの4,5本採取して、肩を落として戻った。これでは、来年以降諦めるしかないか、と思いながら。
栗もダメだった。ほとんど食べ殻だけ。クマ公の落とし物もバッチリあった。(写真撮ったけど、もう見せないよ。見たい? 見たくないよねぇ。)
しかし、悪いことばっかりでなかった。ナント、「幻のキノコ」を採取できた。
「ブナハリタケ」。15年ほど前だろうか、人跡まれな深山に入ったときに、一度だけ採ったことがあるキノコだ。その時の記憶はくっきりと脳裏に残っている。
広大な原生林に一歩入ったとき、もの凄くいい匂いがした。
この山の向かいの山腹です。
「なんだこの、フランス香水(と言っても嗅いだことナシよ!)のような、いい匂いは?」と、原生林の中に入って、4,50分ほど傾斜を歩き回ったら、山の中腹50m程先に何か白いものが見えて、近づいていったら、直径2mほどのブナの木が倒れていた。その周りに白いキノコがびっしりと生えていた。
後から来た同行者が「これはブナハリタケだ!」というので、名前だけ知っていたので「これが?!」と驚きながら採った。リュックに入りきれず、ナイロン袋2個にいっぱい採れた。
それでご飯を炊いたら、家中かぐわしい香水の匂いでいっぱいになり、ご飯の美味しかったこと! マイタケご飯より美味しかった。
で、その記憶の再現か!と喜んだのもつかの間、同伴者が言う「こんな貴重な茸を独り占めは勿体ない。お裾分けしなくちゃ。」と。
結局、夜間、道に迷いながら隣町や市内を飛び回って、遅い夕食になったよ。次の日も飛び回って、10軒にお裾分け。
ア~疲れた。でも、感謝。 おいでよ、同級生。コロナに負けるな!
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