荒れはてるふるさと
体調を考えたり降雨などの天候を調べながら、山へ作業に行く予定を立てているが、最近の悪天候や来客長期滞在の合間をみて、今日行ってきた。
猛暑の影響か、例年なら9月に出る茸・オリミキ(ナラタケ)が採れ、落花生やマコモタケもまだ青々していたり、収穫する作物に、大きいものがない。
その上、落花生が、獣に喰われた跡があり、根っこがむき出してカラが散乱していた。
落花生の根っこが掘り起こされて、カラも散乱している。栽培したての頃、カラス植えた種をほじくられたことはあるけど、根っこごと被害に遭うなんて、こんなことは初めてだ。
山に行っても、作業しているのは自分一人。周囲の畑や田んぼはみんな荒れ果てて、雑草や雑木が生い茂って、人の手が入った形跡すら見えなくなって、田畑の境目も消えようとしている。
まわりの環境が、原野に戻りつつある中で、たった一人で汗を流し、体を痛めつけて作業することに、何の意味があるのだろうと、つくづくいやになった一日だった。
それでも、帰宅して落花生の根っこを洗ったり、マコモタケの大きさをそろえたりして、友人達に配りに行って、その喜ぶ顔を見て一瞬あたたかい心になって、ほんのチョッピリ、疲れが取れたような気がした。
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